こんにちは、よもちゃんです。
先日、眼科に行ってきました。
何回行っても慣れません。
行くと決めた何日も前から憂鬱です。
特に眼圧検査が苦手です。わからない人のために簡単に説明すると、眼圧検査とは、眼球に風をプシュッと当てることによって、目の硬さを測る検査です。
検査を受けている周りには他の患者さんもいるので、できるだけスムーズに終わらせたいのですが、毎回ビクッと反応して目を瞑ってしまいます。
反応しちゃダメだと思えば思うほど体に力が入ります。もうガッチガチです。瞑っちゃダメだと思えば思うほど体の緊張レベルが上がっていきます。
「 反応しちゃダメだ 」
本来であれば反応しないように体が動くはずです。
しかし、人間は否定形を認識できません。
反応しちゃダメだと思えば思うほど反応してしまうようになります。
最近やっと、少しずつですが眼圧検査に対しての苦手意識が薄れてきました。
その理由として、リラックスを心がけるようになったことが一番だと思います。
体に力が入っている、緊張していることを認識したら、今度は身体中の力を抜くことに集中します。
検査がうまく行くかどうかは関係ありません。
ひたすら体の力を抜くことに集中します。
「 脱力すること 」
これは全ての物事に通ずると思いました。
例えばスポーツ。
テニス1位の人と万年2位の人とを比べた実験があります。
2位の人の方が、努力量練習量集中力
全てにおいて1位の人を上回っていました。
それなのに、何が結果の差に結びついたのか。
一位の人は一度スマッシュを決めると
ダラーっと脱力していたそうです。
しかし、次のセットに入ると、
すぐに気を引き締めて集中します。
対して、2位の人はスマッシュを決めた後も
体を硬直させ、ずっと緊張状態でした。
1位と2位の差は、
息抜きができているかの差でした。
2位の選手の気持ち、すごくわかるな〜と思いました。
私も2位の選手と同じような体験をしたことがあります。
私は小一から高校卒業まで剣道をやっていました。
小学生のうちは対戦相手が誰かも分からずに試合に出ていたので、
ある意味緊張感がなく、
練習通りの自分の力を発揮することができていました。
それが、中学に上がると、
勝ちたいという気持ちが強く出てきたのです。
これが本当に厄介で、
勝ちという結果を求めすぎるがあまり、体に力みが生じます。
緊張しすぎて
ロボットのようにカチコチの動きになってしまうのです。
その結果、本来の自分の動きが全くできず、
悔しい思いをすることがたくさんありました。
日頃から不真面目ならまだしも、
真面目に一生懸命やっている。
周りの人よりもたくさん練習しているのに
どうして試合では自分の動きができないのか、、、
なぜ自分は勝てないのか、、、
先生もお手上げ状態で、
お前はもう強くなれない
そう言われました。
人よりも負けず嫌いな性格だったので、
正直ショックでした。
高校で出会った恩師に、
勝ち負けは結果でしかない。
自分のやるべきことにとにかく集中しなさい。
こう教えてもらってからは、
結果ではなく自分がやるべきこと、、、
例えば、
・竹刀は常に相手の中心
・左足を意識
・常に動く
こんな感じで2〜3個を意識して
試合に臨むようになりました。
大袈裟にいえば、
この三つができていれば、
試合に負けても構わない。
それくらいの気持ちでいました。
こうすることで体の力が抜けたように思いますし、
少しずつ自分の動きができるようになっていきました。
緊張感を持って取り組むことは大切ですが、
過度な緊張は硬直につながります。
これはスポーツだけに限りません。
普段の生活やビジネス、
子育ての場面にも当てはめられると思います。
例えば、
赤ちゃんのいるお母さん。
赤ちゃんが泣いていたら
抱っこをして赤ちゃんをあやしてあげる。
本来であればこうするのが望ましいのかもしれません。
でも、お母さんも一人の人間です。
昔はおじいちゃん、おばあちゃん、
家族みんなで赤ちゃんの面倒を見ていたところ、
ワンオペで赤ちゃんのお世話をしなくてはいけません。
普段はできていたことがどうしてもできない日だってあります。
常に完璧に、、、とはなかなかならないでしょう。
そんな時、
「 自分を少し優先してあげる 」
こういう日があってもいいと思うんですよね。
「 赤ちゃんが泣くと近隣の人から虐待を疑われそうで怖い 」
こういう風に話しているお母さんの記事をどこかで読んだことがあります。
子育てをしているお母さんにこう思わせてしまうのは、
社会全体にちゃんとしなきゃという意識がありすぎて
心に余裕がなくなっているからだと思います。
現代社会ではみんな毎日一生懸命生活しています。
むしろちゃんとしすぎだと思います。
私から見ると、
ちゃんとしようと力みすぎて
余裕がなくなっているように思います。
頑張っていない人を探すのが不可能なくらい、
みんな自分なりに頑張っています。
がんばれ!
もいいのですが、
最近休んでる?
こんな声かけもいいなとふと思いました。
うまくいかない時は全て放り投げて
全然関係ないことをやってみる。
アホみたいにダラーっと脱力して
ボケーっと過ごしてみる。
そんな時間も大切かもしれません。
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